記事タイトルの⭕は御朱印有り!
千葉県市原市にある姉埼神社に参拝し、御朱印を頂きました。
丘の上の森の中に建っており、とっても良い神妙な気配を感じました。
駐車場は神社の西側と南側にあるんですが、私のお勧めは・・・
それは本章で!
姉埼神社の場所・アクセス
姉埼神社があるのはこの辺り。
姉埼神社
〒299-0111
千葉県市原市姉崎2278
0436-61-5040
- 社務所受付
8:30~17:00(毎日) - 御祈祷受付
9:00~16:30(毎日)
- JR姉ケ崎駅から表参道入口まで約700m、徒歩9分
- 館山自動車道 市原ICから約6km 14分
姉埼神社の駐車場はどこがお勧め?
姉埼神社の駐車場は、大きく分けて西側(表参道)と南側(神門側)のふたつあります。
マップ上のPマークをタップすると、グーグルマップナビを起動できます。
※スマホにグーグルマップアプリがある方のみ。
このふたつの駐車場、それぞれメリットとデメリットがあるんです。
西側(表参道側)駐車場
こちらは、表参道側(西側)にある駐車場(50台)です。
一ノ鳥居の脇にあります。
メリット
- とても趣があって、雰囲気の良い表参道を歩ける。
- 参道の途中には御神水がある。
デメリット
- 南側駐車場に比べて、神社から少し遠い。
- 163段の階段有り!
南側駐車場
こちらは南側駐車場(25台)です。
神門の前にあります。
メリット
- 神社に近い。神門をくぐるとすぐに境内。
- 段差、階段がない。
デメリット
- 表参道にくらべて味気ない・・・
どっちの駐車場がお勧め?
どっちの駐車場がお勧めか?
これはあくまで私の個人的感想ですが・・・
その理由は、表参道の雰囲気がとっても素敵だったから!
樹々に囲まれた静かな参道の階段を上りきって、目の前に拝殿が見えたとき、
と感慨深い気持ちになりました。
実際のところは、南側駐車場を利用する方のほうが多いようですが・・・
階段を歩くことに支障がないなら、私個人的には表参道側(西側)の駐車場をお勧めします!
姉埼神社の御朱印
まずは姉埼神社の御朱印についてご紹介しますね。
- 受付時間は毎日 8:30~17:00
- 御朱印は社務所(守札授与所)で申し込みます。
- 申し込み時に300円を先に納めます。
- 書き終えた御朱印帳は、社務所の窓先に置かれます。
頂いた御朱印がこちら
姉埼神社の様子
姉埼神社は、見どころも盛りだくさんな神社でした。
そこで参拝した時の様子を、いくつかの写真でご紹介しますね!
表参道が気持ち良かった!
姉埼神社の表参道、とても良かったです。
こちらはニノ鳥居。
先のほうに階段が見えます。
樹々も多くて、静かで、この辺りからすでに古社の厳かな雰囲気が漂っています。
ちなみに、ニノ鳥居をくぐってすぐ左手に、弁天池と竜宮神社がありました。
御祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)。
神武天皇のおばあさんです。
そして、その裏手には御神水。
飲んでみたら、とっても美味しいお水でしたよ!
さて、参道にもどって先に進みます。
これから階段上りが始まります。
段数は全部で163段!
どんどん上っていきましょう。
それにしても静かです・・・
樹々の発する空気が気持ちいい・・・
参道には他の参拝者も見かけません。
西側駐車場もだれも停めていなかったし、表参道を利用する方は少ないのでしょうか・・・
そして境内に到着!
ほんの少し息が上がったけど、とても良い参道でした!
姉埼神社の拝殿・本殿とご由緒
三ノ鳥居越しに見た姉埼神社の拝殿。
姉埼神社の創建は、日本武尊の伝説に由来します。
時代は景行天皇の御代40年目。
西暦で言うと110年ですから、2世紀初めですね。
父の景行天皇に命じられ、東征の途中のヤマトタケル。
東京湾を船で渡り、房総半島へ行こうとしていました。
しかし、それを阻むように海が大荒れ状態に・・・
「これはきっと海神の怒りに触れたんだ・・・」
そう思った妻の弟橘姫(おとたちばなひめ)は、海神の怒りを鎮めるために海に身を投げたのでした。
日本武尊は、最愛の妻の犠牲によって海を渡ることができたのです。
しかし、妻を失った悲しみはとてつもなく大きかった・・・
ヤマトタケルは高台に登り、妻を偲んで海を見わたしました。
そして海で二度とこんな悲しい事が起こらないようにと、風の女神 志那斗弁命(しなとべのみこと)を祀ったのが、姉埼神社の始まりです。
境内には、ヤマトタケルが妻を偲んで海を眺めた、という場所もあるんですよ。
神社の2号古墳がある場所です。
いまは樹々が生い茂っていて薄暗く、海を観ることはできません。
というわけで、姉埼神社の御祭神は
志那斗弁命(しなとべのみこと)
です。
他にも次の神様が配祀されています。
- 日本武尊
(やまとたけるのみこと) - 天児屋根命
(あめのこやねのみこと) - 塞三柱神
(さえのみはしら)
八衢比古命
(やちまたひこのみこと)
八衢比売命
(やちまたひめのみこと)
久那斗命
(くなどのみこと) - 大雀命(仁徳天皇)
(おおさざきのみこと)
ちなみに、弟橘媛といっしょに身を投げた5人の姫がおりました。
そのうちの一人にまつわる伝説が、千葉市の蘇我比咩神社にあります。
また、茂原市の橘樹神社(たちばな神社)には、日本武尊が造ったという 弟橘姫の御陵墓がありますよ。
姉崎神社の御祭神は「マツ」がきらい?
姉埼神社には松が一本もなく、氏子は正月に門松を立てない・・・
そんな話を聞いたので調べてみると・・・
姉埼神社には御祭神 志那斗弁命(しなとべのみこと)にまつわる、面白い昔話がありました。
昔話:松の嫌いな氏神さま
姉埼神社の神様の志那斗弁命(しなとべのみこと)はな、
仕事に出る旦那を送った後、この姉崎の場所でずっと帰りを待っていたそうじゃ。
でも、旦那はなかなか帰ってこないので、
「マツのは嫌じゃ!」
と、たいそう荒れたそうじゃ。
それを聞いた姉崎の人たちは、
「神様は松がお嫌いじゃ。」
と思い、姉崎から松をすべて取り去り、祝い事にも松を使わなくなったんじゃ。
いまでも姉崎では松を使わんし、姉崎のおなごは普段は優しいんじゃが、
待たされると怒りっぽくなるから気をつけるんじゃぞ。
いまでも姉崎では、正月に松を使わない風習が残っているんだそうですよ。
ちなみに、夫の志那津彦命(しなつひこのみこと)は、姉埼神社から3kmほどの場所にある、島穴神社でお祀りされています。
姉埼神社の神門
先ほどもお見せした神門の写真です。
姉埼神社の南口に建っています。
表参道が閉ざされた「古風な趣」だとするなら、南口は開けていて「雅やか」な感じがしました。
姉埼神社の富士塚
拝殿・本殿の隣に、富士塚(浅間神社)がありました。
御祭神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ)。
子安神社の御祭神としても知られる女神様です。
天孫降臨の神話の主人公 邇邇芸命(ににぎのみこと)の奥さんでもあります。
ちなみに、富士塚があるのは神社の3号古墳です。
姉埼神社の境内社など
姉埼神社には、ほかにも境内社がたくさん鎮座していました。
そのうちのいくつかをご紹介しますね。
厳島神社
天神社
寄せ宮十五社
大山祇神社(1号古墳)
こちらは神社の1号古墳。
その頂上に大山祇神社が鎮座していました。
御岳大神
実はこの神様、日本武尊が海を観た場所のそばの、2号古墳にありました。
古墳の上に鎮座しています。
前の3塔が左から三笠山大神、御嶽山大神、八海山大神。
その後ろの石塔に御嶽大神の字が刻まれています。
さらに後ろに金比羅大権現ほか二社
神宮遥拝所
2号古墳の前には神宮遥拝所。
いまは何も見えませんが、昔はきっと海を見渡せるような眺望だったのでしょうね。
姉埼神社、とっても良い雰囲気のただよう古社でした!
さて、次章では近くの御朱印スポットをご紹介します。
近くの御朱印スポット!
島穴神社(市原市)
姉埼神社から約4km 車で10分
創建に日本武尊の伝説を持つ 島穴神社(しまあなじんじゃ)。
延喜式神明帳にも名を連ねる、格式高い古社です。
緑の多い郊外の、とても良い雰囲気の土地に鎮座しています。
大宮神社(市原市五井)
姉埼神社から約6.7km 車で18分
市原市五井にある大宮神社。
昔は広大な境内だったので、大宮神社の名がついたそうですよ。
日本武尊東征の折に創建されたという、とても古い歴史を持つ神社です!
飯香岡八幡宮(市原)
姉埼神社から約11km 車で27分
街中にありながら、とっても良い空気が流れている飯香岡八幡宮。
昔は武家の信仰も篤く、源頼朝や徳川家康のほか、そうそうたる傑物が崇敬していました。
さらに、日本武尊の伝説も残る、長い歴史を誇る古社です。
菊間八幡神社(市原市)
姉埼神社から約12km 車で28分
市原市の緑豊かな丘の上に建つ 菊間八幡神社。
飛鳥時代からの古い歴史を持つ古社です。
静かで澄んだ空気に満ちていて、とても良い雰囲気の神社でした。
大宮神社(市原市草刈)
姉埼神社から約16km 車で35分
こちらは市原市草刈の、見晴らしの良い高台に建つ大宮神社(市原市草刈)。
社殿が西向きなのが不思議で調べてみると、驚きの事実があった・・・!?
雅な女神様をお祀りする、空気の澄んだ良い神社です!