記事タイトルの⭕は御朱印有り!
千葉市の大巌寺に参拝し、御朱印を頂いてきました。
淑徳大学などの経営母体となっているお寺なので、きっと賑やかなところなんだろうと思っていたら、とんでもない!
静かで厳かな雰囲気の漂う、とっても由緒正しい大名刹でした!
大巌寺(千葉市)の場所(アクセス)
大巌寺があるのは千葉市中央区。
龍澤山 大巌寺
〒260-0812
千葉市中央区大巌寺町180
043-261-2917
- 無料駐車場あり
- 御朱印あり(御朱印の章へ)
大巌寺(千葉市)の駐車場は?
大巌寺の正面入り口脇に、無料駐車場がありました。
マップの 卍 の位置に正面入り口があり、駐車場はその脇にあります。
マップ上のPマークをタップすると、グーグルマップナビを起動できます。
※スマホにグーグルマップアプリがある方のみ。
これが大巌寺の正面入り口。
駐車場は向かって右側にありました。
大巌寺(千葉市)の御朱印
大巌寺で頂いた御朱印がこれです。
大巌寺の寺紋は三つ葉葵なんですね。
徳川家とゆかりのあるお寺なんでしょうか・・・
御朱印はどこで頂ける?
大巌寺の御朱印は、本堂に向かって右側にある寺務所で頂けます。
とても穏やかな雰囲気の女性が対応してくれました。
大巌寺(千葉市)の見どころ
さて、それでは大巌寺の様子をご紹介します。
とても静かで厳かな気配の漂う境内でしたよ。
入口の総門
門柱には「浄土宗 龍澤山大巖寺(りゅうたくさん だいがんじ)」
左脇の石碑には「関東十八檀林霊場 六番札所」
三門
総門をくぐると、池の向こうに三門が見えます。
三門の中にあった「栴檀林(せんだんりん)」の扁額
外も内も朱一色ですね。
本堂への参道
三門をくぐると、本堂への参道がまっすぐ伸びています。
その途中に面白いモニュメントがならんでいました。
学問の碑というようです。
開いた書籍には、教えが刻まれています。
さすが檀林の境内ですね。
これは川鵜に関する石碑
以前、大巌寺の森にはたくさんの川鵜が生息していたそうで、県の天然記念物にも指定されていました。
残念ながらその数は減り続け、昭和47年にとうとう姿を消してしまいました。
大巌寺の本堂
さて、いよいよ本堂にお参りします。
引き戸には葵の御紋がありますね。
欄間に見事な彫刻があります!
この鳥の親子たちは川鵜なんだそうです。
実は欄間の彫刻は3段あります。
これが2段目と3段目です。
2段目の鳥は孔雀です。
3段目には中央に3匹の霊亀と、その両脇に5羽の小鳥たちがいます。
本堂内の写真を、千葉県のホームページからお借りしてきました。
御本尊は阿弥陀如来。
それにしても華麗な堂内ですね。
大巌寺について
なぜ大巌寺の寺紋は三つ葉葵なのか・・・
ここで大巌寺について少し。
大巌寺は、天文20年(1551)に創建された学問寺で、江戸時代には関東十八檀林の一つとして栄えました。
二世の虎角上人が徳川家康と親交があり、後に幕府の祈願寺となって寺領百石の朱印状も寄せられたとか。
超簡単な説明ですが御由緒はこんな感じ。
寺紋が三つ葉葵なのも納得ですね!
大巌寺の不動堂
本堂に向かって左側にある不動堂。
成田山の不動尊の分身を勧請して安置しています。
「なぜ真言宗のお寺から?」と思ったら、こんなお話がありました。
大巌寺を開山した道誉上人は、若い頃成田山にこもって修業をしたことがあるそうです。
愚鈍な自分を改めたかったとか。
その修行を終えた夜のこと、不動明王が夢に現れました。
その両手には鋭利な剣と錆びた剣を持っていて、
「願いを叶えたいなら剣を呑め。どっちの剣を呑むか?」
と迫って来ました。
上人が鋭利な剣を選ぶと、
ザシューッ!!
なんと、不動明王はその剣で上人の喉を切り裂いたのでした!
翌朝血だらけの上人が発見され、御本尊の剣には血がついていたそうです。
その後、上人は生まれ変わったかのように聡明な人になりました。
そして上人は大巌寺を開山した後、成田山から不動明王尊の御分身を勧請して安置したのでした。
仏力加祐の木
不動堂の前に、大きな楠の木が立っています。
昭和46年まで川鵜が生息していた唯一の大樹。
生気を失っていたのですが、川鵜絶滅後に見事に蘇りました。
これは仏力の加護であると、「仏力加祐の木」と名付けたそうです。
大悲観世音菩薩像
三門をくぐって左側に立つ大悲観世音菩薩像。
こちらは納骨塔なので安易に掲載するのはどうかと思ったのですが、とても素晴らしいものだったのでご紹介します。
菩薩像を33基の鐘のついた石塔が囲んでいます。
これ、西国三十三観音霊場の写しなんですって。
大巌寺のご住職が霊場を巡り、それぞれの寺院からお砂を頂いて設置したんだそうです。
「訪れた人々がこの霊場(納骨堂)を巡れば、無縁となった仏様にも供養となる。」
そんな気持ちで霊場の写しを設置したんだとか。
私も鐘をついて霊場を巡りました。
これで大巌寺へのお参りは終わりです。
とっても静寂で荘厳な気配の漂う、由緒正しい歴史を持つ大古刹でした。
近くの御朱印スポット!
蘇我比咩神社(千葉市中央区)
大巌寺から約2km 車で6分
一見すると「町の氏神様」という感じの 蘇我比咩神社(そがひめ神社)。
実は日本武尊にまつわる伝説を持つ、由緒ある式内社でした。
蘇我比咩神社(千葉市)で御朱印受けた!日本武尊ゆかりの式内社
今井神社(千葉市中央区)
大巌寺から約3km 車で10分
蘇我駅からほど近い場所にある今井神社。
小さな神社ですが、独特の雰囲気を醸し出しています。。
カラフルな龍の御朱印は中々のものです!
千葉寺(千葉市中央区)
大巌寺から約4km 車で12分
千葉市でもっとも古い歴史を持つ千葉寺(せんようじ・ちばでら)
樹齢千年以上の大銀杏など、見どころ盛りだくさんの大古刹です。
東禅寺(千葉市中央区)
大巌寺から約5km 車で15分
猪鼻城の近くに建つ金剛山 東禅寺。
一見ごくごく普通の「町のお寺」ですが、木彫りのお地蔵様がすごかった!
今にも動き出しそう・・・
東禅寺(千葉市)で御朱印受けた!今にも動きそうなお地蔵様が凄い!
寒川神社(千葉市中央区)
大巌寺から約5km 車で13分
昔から海の神として篤い信仰を受けた、千葉の寒川神社(さむかわじんじゃ)。
獅子頭の祟りを封じたことで有名でした。
御祭神はちょっと謎の多い神様で・・・
レイラインで有名な、神奈川の寒川神社との関係は?
東光院:平山お願い薬師(千葉市緑区)
大巌寺から約5km 車で13分
あらゆる願いを叶えてくれるという、平山お願い薬師(東光院)。
特に癌封じのご利益が凄いと、巷でも有名な古刹です。
緑の多い静かな土地にあり、良い空気のただようお寺でした。
飯香岡八幡宮(市原)
大巌寺から約6.2km 車で14分
街中にありながら、とっても良い空気が流れている飯香岡八幡宮。
昔は武家の信仰も篤く、源頼朝や徳川家康のほか、そうそうたる傑物が崇敬していました。
さらに、日本武尊の伝説も残る、長い歴史を誇る古社です。
菊間八幡神社(市原市)
大巌寺から約6.3km 車で14分
市原市の緑豊かな丘の上に建つ 菊間八幡神社。
飛鳥時代からの古い歴史を持つ古社です。
静かで澄んだ空気に満ちていて、とても良い雰囲気の神社でした。
大宮神社(市原市草刈)
大巌寺から約7km 車で13分
市原市の見晴らしの良い高台に建つ大宮神社(市原市草刈)。
社殿が西向きなのが不思議で調べてみると、驚きの事実があった・・・!?
雅な女神様をお祀りする、空気の澄んだ良い神社です!
登渡神社(中央区)
大巌寺から約7.5km 車で18分
昔は千葉氏ゆかりのお寺だった登渡神社(とわたりじんじゃ:千葉市中央区)。
葛飾北斎の「富嶽三十六景 登戸浦」にも描かれている有名な神社です。
掃き清められた奇麗な境内が印象的でした!
稲毛浅間神社(稲毛区)
大巌寺から約11km 車で22分
千葉を代表する富士信仰の地、稲毛浅間神社。
国道を隔てて立つ一ノ鳥居や天然記念物の松原、朱塗りの社殿、神楽など、見どころのとても多い神社です!