記事タイトルの⭕は御朱印有り!
千葉市の稲毛浅間神社へ参拝し、御朱印を頂きました。
千葉の富士信仰の代表的な神社ですが、神社にしてはとても洗練された場所でした。
稲毛浅間神社の場所(アクセス)
稲毛浅間神社があるのは、千葉市稲毛区。
稲毛浅間神社
〒263-0034
千葉市稲毛区稲毛1丁目15-10
043-245-7777
- 無料駐車場あり
- 御朱印有り(御朱印の章へ)
稲毛浅間神社の駐車場入り口はどこ?
稲毛浅間神社には広い無料駐車場があります。
入り口は国道14線沿いの「つり具の上州屋」のすぐ向こう隣り。
この道を上がっていくと、浅間神社の無料駐車場です。
浅間神社の御朱印について
浅間神社の御朱印についてご紹介しますね。
これが拝受した御朱印です。
意外にシンプルな御朱印でした。
御朱印授与所は社務所の中央あたり。
稲毛浅間神社の見どころ
それでは、稲毛浅間神社を参拝した際の様子をご紹介します。
国道の向こうに立つ一ノ鳥居
駐車場に車を停めて正面鳥居へまわりこんでみました。
立派な朱の鳥居です。
これが一ノ鳥居かと思ったら、後ろの国道の向こう側にも鳥居が!
実はあれが一ノ鳥居なんですって。
昔、と言っても戦後のことですが、国道から向こうは海。
そのころの稲毛浅間神社の前の海は、海水浴や潮干狩りで賑わったんだとか。
松林の間を通る参道
二ノ鳥居前の狛犬の阿
こちらは吽
二ノ鳥居をくぐると、緩い上り坂の参道です。
参道の両脇には、市の天然記念物の老松の林が広がっています。
この松林はかつて目の前が海岸だった頃の名残でしょうか・・・
きれいに整備されてるので、庭園を歩いている気分でした。
新たに建てられた神門
前方に神門が見えてきました。
この神門が建てられたのは、まだ最近の2015年。
「御社殿再建五十周年」の記念に建立されました。
階段下の手水舎
神門をくぐると、石の階段の下に手水舎がありました。
珍しい造りですねえ~。
手水鉢には九曜紋が彫られています。
九曜紋の中央の大きな●は北極星(妙見様)を表し、千葉氏に縁の深い紋様です。
稲毛浅間神社の社殿
手水舎でお清めをして石の階段を上ると、そこにあるのは朱塗りの社殿。
この社殿は昭和41年(1966)に再建されたものです。
その2年前に焼失した前の社殿は、千葉氏の英雄 千葉常胤が1187年に建てたものだったそうです。
やっぱり社紋の九曜紋は、千葉氏の縁だったんですね。
ほら、提灯にも九曜紋
屋根にも九曜紋がたくさん!
まあ、このあたりは昔栄華を誇った千葉氏のお膝元。
だから、千葉には千葉氏ゆかりの紋をもつ神社仏閣はけっこう多いです。
稲毛浅間神社の御祭神は?
稲毛浅間神社の御祭神は次の三柱。
今日は10月末の土曜日。
七五三のお宮参りの方が多いなと思ったら、木花咲耶姫が子育ての神様だからなんですね。
ちなみに、木花咲耶姫と瓊々杵尊はご夫婦です。
稲毛浅間神社の神楽舞い
境内の左手には神楽殿がありました。
稲毛浅間神社に伝わる十二座神楽は有名で、毎年6回ほど神楽舞いの公演があるそうです。
参照:千葉市ホームページ
稲毛浅間神社神楽公演日 | |
---|---|
歳旦祭 | 1月1日 |
節分祭 | 2月3日 |
祈年祭 | 2月17日 |
大祭 | 7月15日 |
七五三祝い | 11月3日 |
新嘗祭 | 11月23日 |
浅間神社の境内社
先ほどの神門の前には、数多くの境内社が鎮座していました。
まずは神門に向かって右手にある八坂神社。
神門に向かって左側には五社が並びます。
一番右端の大宮神社。
水神宮
山王宮
天王宮
そして一番左端に稲荷神社。
さらに、大宮神社の脇を登ると、奥に三社あるようです。
右に三峯神社
中央に庚申様
庚申様とは、中国から伝わり民間に広まった、庚申信仰に由来するものです。
庚申信仰ではこう信じられていました。
その虫は年に3回の庚申(かのえさる)の夜、人が眠ったころに人の体を抜け出すというのです。
虫は天に昇ると、天帝にその人の悪事を報告します。
そのせいで寿命が縮められたり、死後地獄に落とされるんだそうです。
「なら朝まで寝ずに過ごすべ!」
そこで人々がやったのが、庚申待(こうしんまち)でした。
猿田彦神や青面金剛を祀り、勤行や宴会などで徹夜して過ごしたんだとか。
その庚申待を3年間(18回)続けた記念に建てたのが、庚申塔・庚申塚なんです。
申にちなんで、「見ざる、言わざる、聞かざる」が彫られているものが多いそうですよ。
左の神明社
あれ、こちらは古峰神社ですね。
これで稲毛浅間神社への参拝は完了しました。
一の鳥居、天然記念物の松林、神楽、社殿、数多い境内社など、とても見どころの多い神社でした。
ただ、境内が一面コンクリート(?)で舗装されているのが、ちょっと残念でしたけど・・・
近くの御朱印スポット!
検見川神社(花見川区)
稲毛浅間神社から約3km 車で10分
八方除けや方位除けなどで有名な検見川神社(けみかわ神社)。
小高い丘の上に建つ神社の境内は、裏をJRの線路が通るという立地なのに、とても良い気配を感じました。
特に、この神社の御祈願はとっても手厚くて、私の一押しです!
大日寺(千葉市中央区)
稲毛浅間神社から約3.3km 車で約10分
中世千葉氏の信仰が篤く、菩提寺とした大日寺(だいにちじ)。
中世千葉氏の信仰篤く、菩提寺となった真言宗の古刹です。
境内には見所が多く、特に本堂内は圧巻でした!
千葉縣護国神社(千葉市中央区)
稲毛浅間神社から約4km 車で約12分
国に殉じた、千葉県ゆかりの御魂をお祀りする千葉縣護国神社。
千葉公園のいっかくに鎮座しています。
他の神社とはまた違う気配の漂う神域でした。
厳嶋神社(千葉市中央区弁天)
稲毛浅間神社から約4.5km 車で約13分
千葉市中央区の弁天にある厳嶋神社。
千葉公園の南に隣接する小さな神社ですが、独特の神妙な気配の漂う良い場所でした。
女性ご神職が気さくな方で、お話の内容も面白いです!
子安神社(花見川区畑町)
稲毛浅間神社から約4.5km 車で15分
子宝、安産のご神徳がすごいと有名な子安神社(花見川区畑町)。
代々の皇太子妃に御岩帯を献上している由緒ある神社です。
静かで雰囲気の良い境内に癒されます!
子守神社(花見川区幕張)
稲毛浅間神社から約5km 車で16分
素戔嗚(すさのお)、奇稲田姫(くしいなだひめ)、大己貴尊(おおなむち)と、出雲系の神様が名を連ねる子守神社(こまもりじんじゃ)。
境内を歩くと、さらにスサノオのお身内がいらっしゃって・・・
とっても奇麗に清められており、気持ちの良い気が巡る神社でした!
登渡神社(中央区)
稲毛浅間神社から約4km 車で11分
昔は千葉氏ゆかりのお寺だった登渡神社(とわたりじんじゃ:千葉市中央区)。
葛飾北斎の「富嶽三十六景 登戸浦」にも描かれている有名な神社です。
掃き清められた奇麗な境内が印象的でした!
寒川神社(千葉市中央区)
稲毛浅間神社から約6km 車で15分
昔から海の神として篤い信仰を受けた、千葉の寒川神社(さむかわじんじゃ)。
獅子頭の祟りを封じたことで有名でした。
御祭神はちょっと謎の多い神様で・・・
レイラインで有名な、神奈川の寒川神社との関係は?
今井神社(千葉市中央区)
稲毛浅間神社から約8km 車で18分
蘇我駅からほど近い場所にある今井神社。
小さな神社ですが、独特の雰囲気を醸し出しています。。
カラフルな龍の御朱印は中々のものです!
蘇我比咩神社(千葉市中央区)
稲毛浅間神社から約9km 車で20分
一見すると「町の氏神様」という感じの 蘇我比咩神社(そがひめ神社)。
実は日本武尊にまつわる伝説を持つ、由緒ある式内社でした。
蘇我比咩神社(千葉市)で御朱印受けた!日本武尊ゆかりの式内社
大巌寺(中央区)
稲毛浅間神社から約11km 車で22分
関東檀林のひとつであり、寺紋が葵の御紋の大巌寺(だいがんじ)
とっても静寂で厳かな気配のする、由緒正しい大名刹でした!