日本の神様 伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)。
この神様たち、神話の主役を張ったこともある、とても重要な方々です。
この神様たちがいなければ、今の日本はなかったでしょう(‘ω’)
いったいどんな神話なんでしょうか・・・
伊邪那岐と伊邪那美の神話やご利益、お祀りしている神社などもご紹介します!
伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(いざなみ)ってどんな神様?
古事記の神話によると、伊邪那岐(イザナギ)と妻の伊邪那美(いざなみ)は、この世界に16番目と17番目に生まれてきた神様です。
神世七代(かみよななよ)の一柱でもあります。
伊邪那岐の別称
- 伊邪那岐神(いざなぎのかみ)
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 伊耶那岐命(いざなぎのみこと)など
伊邪那美の別称
- 伊邪那美神(いざなみのかみ)
- 伊邪那美尊(いざなみのみこと)
- 伊邪那美命(いざなみのみこと)など
イザナギとイザナミは、いろんなことで有名です。
たとえば・・・
伊邪那岐と伊邪那美は初めて結婚とセッ♡スした神様
イザナギと妻のイザナミは、初めてセッ♡スした神様として有名です。
上位の神様たちの命を受け、
もらった矛(ほこ)で海をかき回してたら、
偶然できた淤能碁呂島(オノコロシマ)に降り立ち、
神殿と大きな柱を建て、
イザナミの足りない部分にイザナギの余った部分を差し込んだら、
次々に島が生まれてきちゃいました。
この部分の詳しい神話はこちらで!
イザナギとイザナミは日本の国土を生んだ神様(国生み)
イザナギとイザナミがセッ♡スした結果、最初は失敗するのですが、
やり方を変えると、次々に島が生まれてきました。
これを国生み(くにうみ)といいます。
生まれてきた順番に言うと…
- 淡路島
- 四国
- 隠岐の島
- 九州
- 壱岐島
- 対馬
- 佐渡島
- 本州
この八つの島が最初に生まれたので、日本のことを 大八島国(オオヤシマクニ)と呼びます。
その他にも、小さな島々を六つ生んでいます。
この部分の詳しい神話はこちら
イザナギとイザナミはたくさんの神を生んだ神様
イザナギとイザナミは国生みの後も子作りに励み、今度はたくさんの神様を生みました。
住まいの神やら、海や川の神やら・・・
国土をさらに発展させるために必要な神様たちです。
これを神生みといいます。
ほんとにたくさん生みます。
そして火之迦具土神(ヒノカグツチ)を生んだとき、イザナギとイザナミに悲劇が起こります・・・
イザナギとイザナミは天照とスサノオを生んだ神様
火の神 火之迦具土神(ヒノカグツチ)を生んだとき、イザナミは陰部に大やけどをしてしまいます。
そして苦しんで苦しんで、苦しみぬいた末に死んでしまいました(神避り:かむさり)。
猛烈に悲しんだイザナギは、ヒノカグツチを殺したあと、イザナミに逢いに黄泉の国まで行ってしまうんです。
でも、そこに待っていたのは、変わり果てた姿のモンスターイザナミ。
あれだけ逢いたかった気持ちはどこへやら。
イザナギは猛ダッシュで逃げ出してしまいました。
追いかけるモンスターイザナミ!
必死に逃げるイザナギ!
激しいバトルの末、イザナギはなんとか逃げきります。
そして、イザナギが川で体を洗い清めた時、とっても重要な神様が生まれたんです。
あの有名な
須佐之男命(スサノオ)です。
イザナギが一人で産んだ子のような気がするのですが、神話ではイザナギとイザナミの子となっているんですよ。
ちなみに、イザナミは黄泉の国の神 黄泉津大神(よもつおおかみ)になったのでした。
この部分の神話はこちら!
イザナミとイザナギの神格・ご利益
イザナギとイザナミの神格
伊邪那岐(イザナギ)
- 人類起源の神
- 結婚の神
- 国堅めの神
- 生命の祖神
伊邪那美(いざなみ)
- 創造神
- 大地母神
- 万物を生みだす女神
イザナギとイザナミのご利益(神徳)
- 出世開運
- 夫婦円満
- 安産
- 子育て
- 縁結び
- 商売繁盛
- 家内安全
- 無病息災
- 病気平癒
- 厄除け
- 延命長寿など
伊邪那岐と伊邪那美をお祀りする神社
イザナギとイザナミの二柱をお祀りする主な神社です。
- 伊弉諾神社(兵庫県津名郡)
- 愛宕神社(京都市右京区)
- 多賀神社(滋賀県犬上郡)
- 白山比咩神社(石川県石川郡)
- 雄山神社(富山県中新川郡立山町)
- 雄山神社(富山県中新川郡)
- 三峰神社(埼玉県秩父郡)
- 筑波山神社(茨城県つくば市)