神武東征④ 八咫烏(やたがらす)の導き

【神社の神様の神話】神武東征④
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前回、熊野村であやしい人影を見たことをきっかけに

神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ)軍団は

病に伏して眠り込んでしまいました。

その窮地を救ったのは、建御雷神(タケミカヅチ)の送った

神剣 布都御魂(ふつのみたま)だったのです。

 

そして今度は、八咫烏(やたがらす)が道先案内役として登場します!

前の話:神武東征③ 神剣 布都御魂(ふつのみたま)

八咫烏(やたがらす)の派遣

さて、高倉下(タカクラジ)が受けた夢のお告げには、まだ続きがありました。

 

タカクラジの夢2

 

天界の重鎮 高御産巣日神(タカミムスビ)がこう言いました。

 

タカミムスビ「カムヤマトイワレビコを、これ以上奥に入らせてはいかん!」

タカミムスビ「熊野には荒ぶる神がとっても多いからさ。」

 

タカミムスビ「高天原から八咫烏(ヤタガラス)を道案内に遣わそう。」

タカミムスビ「ヤタガラスの飛ぶ後をついて行きなさい。」

 

 

八咫烏の道案内

お告げの通り、天空に八咫烏が現れました。

八咫烏(ヤタガラス) 【神社の神様の神話】神武東征④

八咫烏は熊野の荒ぶる神様たちを避けて、安全な道を案内してくれるようです。

カムヤマトイワレビコは、お告げの通り八咫烏の後をついて行きました。

 

ちなみに、今回のお話ではこんな感じで進みます↓

 

【神社の神様の神話】神武東征④

 

贄持之子(ニヘモツノコ)との出逢い

吉野川の下流にまでたどり着いた、カムヤマトイワレビコ軍団。

そこには筌(ウエ)を仕掛けて魚を取る人がいました。

筌(ウエ)とは、こんな感じの罠です↓

 

うえ 【神社の神様の神話】神武東征④参照:毛呂山町歴史民俗資料館

 

一度入ったら、二度と出られない系の罠ですね。

 

カムヤマト「おまえ誰?」

???「私は国津神。名前は 贄持之子(ニヘモツノコ)です。」

 

この人は、阿陀(アダ)の鵜飼の祖先です。

ニヘモツノコの話はこれだけです・・・

 

井氷鹿(イヒカ)との出逢い

さらに道を行くと、今度は泉から尾っぽの生えた人が出てきました。

 

カムヤマト「お前は誰?」

???「私は国津神。名前は 井氷鹿(イヒカ)です。」

 

この人は、吉野首(ヨシノノオビト)等の祖先です。

イヒカの話もこれで終わりです・・・

吉野首(ヨシノノオビト)

吉野地方にあった氏族

 

石押分之子(イワオシワクノコ)との出逢い

さらに、山に入っていったカムヤマトイワレビコ軍団。

 

山道 【神社の神様の神話】神武東征④

すると、岩を押し開けて出てくる人がいます!

この人にも尾っぽがついています・・・

 

カムヤマト「お前は誰?」

???「私は国津神。名前は 石押分之子(イワオシワクノコ)です。天津御子が来たと聞いて参上しました。」

 

この人は、吉野国巣(ヨシノノクズ)の祖先です。

イワオシワクノコの話もこれで終わりです・・・

吉野国巣(ヨシノノクズ)

吉野地方にあった氏族。

場所は、奈良県吉野郡吉野町国栖あたりと思われる。

 

なんだか、古事記に書かないといけない氏族名を、機械的に列記したみたいですね・・・

 

さて、八咫烏の先導でここまで順調にやって来たカムヤマトイワレビコ軍団。

さらに、宇陀(奈良県宇陀市周辺)に向かうのですが・・・

そこには、二人の兄弟が待ち受けていました。

果たして彼らは敵か、味方か・・・!?

つづく

次の話:神武東征⑤ 兄宇迦斯(エウカシ)と弟宇迦斯(オトウカシ)

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