東国三社、勝負の神様などで有名な、千葉県香取市の香取神宮。
あまりに有名なので、案内する必要もないですね。
今回ご紹介するのは、その末社（まっしゃ）の狐坐山神社（こざやま神社）。
本殿から離れた森の中にひっそりと建つ、とっても良い気に満ちた場所でした。
そして、ここで撮れた不思議な写真も・・・
香取神宮と狐坐山神社の場所
香取神宮は千葉県香取市にあります。
香取神宮
〒287-0017
千葉県香取市香取1697-1
0478-57-3211
下総の国（しもふさのくに）の一宮で、土日ともなると参拝客がけっこう多いです。
これは香取神宮の案内図
左下が表参道入口。
狐坐山神社はここにあります↓
狐坐山（こざやま）神社へ行ってみた
それでは、狐坐山神社へ向かいます。
表参道前の駐車場に車を停め、参道を歩きます。
団子屋さん
店先にかわいい犬が！
参道
総門前の階段の手前右にある道を、奥へと進みます。
この道です。
階段向かいにある、最初の路地を右へ
弓道場の前を通り過ぎて、狐坐山神社への参道へ。
足下注意と書いたコーンがあります。
道が悪そうですね・・・
石の階段は崩れかけていて、ちょっと怖いです・・・
それにちょっと滑ります・・・
でも、空気がさっきまでと全然違う！
とっても静かです。
前方に鳥居があります。
ごめんなさい。また私が映り込んだ写真しかありませんでした・・・
鳥居の脇の立札
御祭神は「命婦神（みょうぶがみ）」とあります。
どんな神様なんでしょう？
狐坐山神社の神様は狐？
途中ですが、ここで狐坐山神社の神様について少し・・・
狐坐山神社の御祭神「命婦神（みょうぶがみ）」とは、いったいどんな神様なんでしょう？
「狐の坐（ざ）する山の神様」だから、もしかして狐の神様？
実は、その通りなんです。
命婦神は、お稲荷様の神使（しんし・かみのつかい）である、白狐を神格化した神様です。
命婦神（みょうぶがみ）の神話
稲荷神社の神使がなぜ神様として祭られるようになったのでしょうか？
それについての神話はいくつかあります。
私は佐賀の祐徳稲荷神社に伝わるお話が好きなので、それを紹介しますね。
時は1788年、光格天皇の御代。
天皇がお住まいの京都御所が火事になり、公家の花山院の家にも燃え移ってしまいました。
花山院「やべーよ、これ！どうすりゃいいの！？」
その時です！
白衣の集団が現れ、すばやく屋根に登ると、あっという間に火を消してしまったんです！
花山院「お～！ ほんま助かったわ！ ところでお前たち誰？」
白衣「肥前の祐徳稲荷神社に奉仕するものですコン。花山院邸の危機を知って駆け付けましたコン！」
花山院「うちなんかいいから、御所の火を消せよ～！！」
白衣「恐れ多くて宮中なんて行けないコン…」
そう言うと、白衣の集団は消えてしまったのでした。
花山院公は、不思議なこともあったもんだと、光格天皇に報告しました。
これを聞いた光格天皇、狐たちに御所に出入りできる命婦（みょうぶ）の官位を与えたのでした。
祐徳稲荷神社では、いまでも白狐を命婦大神としてお祀りしています。
多くの神社には境内社として稲荷神社がありますが、香取神宮では神使の方をお祀りしているんですね！
<追記＞
ごめんなさい。香取神宮にも稲荷神をお祀りした末社「押手神社」がありました。
ちゃんと神使の白狐もいましたよ。
御祭神は宇迦之御魂神（ウカノミタマノカミ）。
伏見稲荷をはじめ、多くの稲荷神社で主祭神としてお祭りされている神様です。
ちなみに、押手神社の真ん前には、香取神宮の要石がありました。
狐坐山神社のお社
さて、立て札の先にある長い階段を上がると・・・
前方にお社が見えました！
それにしても、ここはとても静寂です・・・
とっても良い気を感じます。
近くに賑やかな神宮があるとはとても思えません。
狐坐山神社のお社
ここにいいると、気持ちがとっても落ち着きます・・・
なんだか、本当に狐が出てきそうな気さえしました。
そして、これが狐坐山神社でとれた不思議な写真です。
光のイタズラのような気もします・・・
でも、神様と触れ合えたと思えば、なんだか嬉しい気持ちになりますね！
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香取神宮を楽しもう！ 7つのお勧めスポット
香取神宮に来たなら、拝殿でお参りするだけじゃもったいないです。
境内・敷地内には、お勧めスポットがたくさん！！
私が大好きなスポットをご紹介します♪
・【前編】香取神宮に行くなら寄らなきゃ損！神宮内お勧めスポット７選
・【後編】香取神宮に行くなら寄らなきゃ損！神宮内お勧めスポット７選
香取神宮の奥にある茶屋 寒香亭
香取神宮の奥にひっそりと建つ茶屋 寒香亭（かんこうてい）。
歴史を感じる趣きのある店内と、ここでしか味わえないこだわりのお団子が超美味い！
香取神宮を参拝した時には、ぜひ奥まで歩いてみてください！
香取神宮（千葉県香取市）の奥にある団子屋「寒香亭」が超お勧め！
多田朝日森稲荷神社（千葉県香取市）
狐坐山神社から約2.3km 車で5分
- 無料駐車場有り
- 御朱印有り
日本一大きい 狐の眷族（神使）の像が守る、多田朝日森稲荷神社。
大きな神社ではないですが、連なる赤鳥居やたくさんの眷族が、稲荷神社独特の良い雰囲気を醸し出しています。
参考：【御朱印有】多田朝日森稲荷神社（千葉県香取市）日本一巨大な眷属が守る社
側高神社（千葉県香取市）
狐坐山神社から約4.5km 車で約10分
- 無料駐車場有り
- 御朱印有り
静かな小高い森の中に建っている、とても古い歴史を持つ側高神社（そばだかじんじゃ）。
香取神宮の第一摂社として由緒ある神社ですが、酒を飲みまくる奇祭「髭祭り」や、昔から秘密にされてきた御祭神など、興味深い側面を持っています。
とても気持ちの良い場所ですよ！
参考：【御朱印有】側高神社（香取市）祭神が秘匿された香取神宮第一の摂社
神崎神社（千葉県香取郡神崎町）
狐坐山神社から約15km 車で約20分
- 無料駐車場有り
- 御朱印有り（書置き）
千葉県で一番小さな町の、小高い森の上に立つ 神崎神社（こうざきじんじゃ）。
パワースポットとしても知られているこの神社は、森の空気がとっても気持ちの良い癒される場所です！
参考：神崎神社（千葉県香取郡）がパワースポットだった！御朱印、駐車場有り
