前回、初めての 国生み に失敗した伊邪那岐神(イザナギ)と伊邪那美神(イザナミ)。
改めて 国生み をやり直します。
さて、今度はうまくいくのか・・・!
前回の話:国生みの神話② イザナギとイザナミ、史上初のセッ〇スに挑む♡
イザナギとイザナミ、国生みをやり直す
高天原から淤能碁呂島(オノコロシマ)に戻ってきたイザナギとイザナミ。
もう一度国生みの儀式をやり直します。
ふたりは天の御柱を逆に回り・・・出逢います。
今度はイザナギから先に・・・
イザナギ「お~!なんて美しい女性だ!」
イザナミ「あ~!なんて素敵な男性♡」
そして寝室で合体♡
今度は次々と子(国)が生まれます!
初めに生まれてきた子たち
まず最初に生まれたのは・・・
淡路島
(淡道之穂之狭別島 アワジノホノサワケノシマ)
次に生まれてきたのは
四国
(伊予之二名島 イヨノフタナノシマ)
ひとつの体に顔が4つもあり、それぞれ名前まで持っています。
- 愛比売(エヒメ)
伊予の国(愛媛県) - 飯依比古(イヒヨリヒコ)
讃岐の国 (香川県) - 大宜都比売(オオゲツヒメ)
阿波の国 (徳島県) - 建依別(タケヨリワケ)
土佐の国 (高知県)
3番目に生まれたのは・・・
隠岐島
隠伎之三子島(オキノミツゴノシマ)
またの名を
天之忍許呂別(アメノオシコロワケ)
4番目
九州
筑紫島(ツクシノシマ)
この島も顔が4つあります。
- 白日別(シラヒワケ)
筑紫の国(福岡県) - 豊日別(トヨヒワケ)
豊の国(大分県と福岡県の一部) - 建日向日豊久士比泥別
(タケヒムカヒトヨクジヒネワケ)
肥の国(長崎県,熊本県,佐賀県) - 建日別(タケヒワケ)
熊曾の国(南九州)
5番目は・・・
壱岐島
伊岐島(イキノシマ)
またの名を
天比登都柱(アマヒトツハシラ)
その次・・・
対馬
津島(ツシマ)
またの名を
天之狭手依比売(アメノサデヨリヒメ)
7番目
佐渡島
佐渡島(サドノシマ)
そして最後に生まれたのが・・・
本州
大倭豊秋津島(オオヤマトトヨアキヅシマ)
またの名を
天御虚空豊秋津根別(アメノミソラトヨアキヅネワケ)
ここまでで、イザナギとイザナミが生んだ子(国)は八つ。
この八つの島が最初に生まれたので、日本のことを 大八島国(オオヤシマノクニ)と呼びます。
小さな島々の誕生
大八島国を生んで帰る途中、イザナギとイザナミは小さな島をたくさん生んでいきます。
吉備児島 キビコジマ (岡山県児島半島) またの名を |
小豆島 アズキシマ(香川県小豆島) またの名を |
大島 オオシマ(??) またの名を |
女島 オミナシマ(大分県の姫島) またの名を |
知訶島 チカノシマ(五島列島) またの名を |
両児島 フタゴノシマ(??) またの名を |
こんな感じで六つの島を生みました。
これでイザナギとイザナミの国生みが完了しました!
つづく