国譲り神話① 奪え地上界!天照大神の策略

天照大御神と大国主大神
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こんにちは、ちゃりんです。

今回ご紹介する日本の神話は、国譲り(くにゆずり)の章です。

古事記の神話を元にして、面白おかしくご紹介します!

 

ちなみに国譲りの神話は、大国主の国作りの神話に続くお話です。

国作りの神話をまだ読んでいないなら、こっちを先に読んだ方が良いかも・・・

参考:神社の神様 大国主の国作り① 因幡の白兎は恋の預言者

繁栄する地上界を妬むアマテラス

地上界 葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)は、盟主大国主大神(オオクニヌシ)の努力のおかげでとっても繁栄しています。

でも・・・

それを良く思わない者がいました・・・

天界の盟主天照大御神(アマテラス)です。

 

国譲りの神話 天照大御神(アマテラス)

 

ある日のことです。

アマテラスは天界から地上界を見ていました。

 

アマテラス「ムキー! 地上界はもともと両親のイザナギとイザナミが作ったものなのに~!!」

アマテラス「そうよ!地上界は私の息子オシホミミが治めるべきなのよ!」

 

この時アマテラスは、地上界をこう呼びました。

豊葦原之千秋長五百秋之水穂国
(とよあしはらの  ちあきながいほあきの  みずほのくに)

⇒ 豊かに葦原が茂る、幾千年もみずみずしい稲穂がなる国

 

天之忍穂耳命(アメノオシホミミ)の派遣

アマテラスの命を受けた長男の天之忍穂耳命(アメノオシホミミ)

地上界を譲り受けるために、さっそく地上界へ向かいました。

でも・・・

オシホミミはちょっとアレな神様だったんです・・・

 

天界と地上界の境にある天浮橋(あめのうきはし)まで来た時です。

国譲りの神話 天の浮橋

地上界を見ると、なんか恐ろしく物騒な国津神(くにつかみ)がいっぱい・・・

 

オシホミミ「なんだよ… 怖いよ地上界…」

 

怖気ついたのか、そこから引き返して来てしまいましたとさ・・・

 

使者 天穂日命(アメノホヒ)

オシホミミの報告を聞いたアマテラスと、天界の重鎮 高御産巣日神(タカミムスビ)

これはどうしたものかと、八百万(やおよろず)の神々を集めて会議を開きます。

1番頼りになるのは、知恵の神 思金神(オモイカネ)です。

 

アマテラス「地上界を息子に統治させようとしたんだけどさ~。」

アマテラス「なんか怖い国津神だらけなんだって・・・」

アマテラス「誰を使者にすればいいかなあ・・・・?」

 

オモイカネと神様たちは、相談してこう言いました。

 

オモイカネ天穂日命(アメノホヒ)を遣わすべきですじゃ!」

 

アメノホヒはアマテラスの次男坊。

アマテラスからの命を受けたアメノホヒは、颯爽と地上界へ向けて降りていきました。

 

でも・・・

それから3年・・・

まったく音信不通・・・

 

なんとアメノホヒは、オオクニヌシの偉大さに惚れ込んでしまい、地上界で仲良く暮らしていたのでした・・・

アマテラスの子どもたちって・・・(-_-;)

 

そして、次の使者が送られることになります。

つづく

次のお話:神社の神様 国譲り神話② 新たな使者 天若日子(アメワカヒコ)の野望

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