神様の神話「世界の始まりに現れた17柱の神様」。
日本の神話はここから始まります。
ですが、この章はあまり面白くありません。
最初にどんな神様が現れたのか、その名前を羅列してるだけだから・・・
次の国生みの神話から面白くなるので、ここはがまん!
さて、日本の神話のはじまり~!
初めに現れた神様 「別天津神(ことあまつかみ)」
最初、この宇宙はカオスな状態で、形さえはっきりしていませんでした。
その宇宙に天地のようなものが現れ出したときです。
高天原(たかまのはら)に、最初に 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)が成りました。
そしてすぐに姿を隠してしまいました。
この神様の名前の意味は「宇宙の中心におわす神」って感じ・・・。
つまり最高神?
でも、この後一度も登場しません・・・
ちなみに「成る」という言葉は、この場合「生まれる」「完成する」という意味・・・
次に成ったのが 高御産巣日神(たかみむすびのかみ)。
その次に神産巣日神(かむむすびのかみ)。
どちらも現れたと思ったら、すぐに姿を隠してしまいました。
みんな独りで現れてきた、性別のない独神(ひとりがみ)。
この3柱の神様を 造化三神(ぞうかのさんしん)とも言うんだよ。
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
国譲りの神話にも登場します。独神なのになぜか子どもがいます・・・
神産巣日神(かむむすびのかみ)
国作りの神話にも登場し、大国主をいろいろ助けます。この神様も独神なのに子どもがいます・・・
さて、天地はまだまだ幼くて、水に浮かぶ油のようで、
宇宙を海のクラゲのように漂っていました。
その時、葦が芽吹くように伸びる物から 宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこじのかみ)が成りました。
それから天之常立神(あめのとこたちのかみ)が成りました。
この2柱も独神です。
ここまでに出てきた5柱の神様は、別天津神(ことあまつかみ)という特別な神様なんです。
神世七代(かみよのななよ)
まだまだこれから、七代にわたって12柱の神様が生まれます。
この神様たちを神世七代(かみよのななよ)と呼びます。
でも、古事記には名前が羅列してるだけ・・・
だから表にしちゃいます!
まずは最初の2代の神様
1 | 国之常立神(くにのとこたちのかみ) |
2 | 豊雲野神(とよくもののかみ) |
この2柱も独神です。
残り5世代は、男女対になって現れる神様です。
3 | 宇比地邇神(うひじにのかみ) 須比智邇神(すひちにのかみ) |
この神様たちは兄と妹なのだけど、なんと結婚しちゃいます。
でもまあ、神様の世界では普通のことなんです・・・
後はみんな夫婦神。
4 | 角杙神(つのぐいのかみ) 活杙神 (いくぐいのかみ) |
5 | 意富斗能地神(おおとのじのかみ) 大斗乃弁神(おおとのべのかみ) |
6 | 於母陀流神(おもだるのかみ) 阿夜訶志古泥神(あやかしこねのかみ) |
ちなみに、6代目のおもだるの神とあやかしこねの神の孫 面足尊(おもたるのみこと)は、
千葉県の白子神社でイケメン神社の神様として祀られています。
参考:白子神社(千葉県)大国主大神=玄武大帝として祀る神気が満ちた場所
最後に成ったイザナギとイザナミ!
そして神世七代の最後に成った神様がこの2柱!
7 | 伊邪那岐神(いざなぎのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ) |
そう、あの有名なイザナギとイザナミです!
この2柱の神様がこれから日本の国土を造り、神様をたくさん生んでいくことになります。
いよいよ国生みと神生み神話の始まりです!
つづく