天孫降臨② 邇邇芸命(ニニギ)と猿田毘古大神(サルタビコ)

【神社の神様の神話】天孫降臨②
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前回、天降りの命を受けたのに、それを息子に振ってしまった 天之忍穂耳命(アメノオシホミミ)。

高天原から離れるのが嫌なのか、邇邇芸命(ニニギ)がベストだと思ったのかは分りませんが・・・

まあ、オシホミミは前にも天降りしかけて、途中で戻ってきてますからねえ。

その時は、地上界には怖い国津神がたくさんいたのが理由だったとか・・・

それにしても、そんな大事を息子に振ってしまって大丈夫なんでしょうか?

さて、神話の続きが始まります!

前の話:天孫降臨① 天之忍穂耳命(アメノオシホミミ)と天降り

邇邇芸命(ニニギ)、天降りの命を受ける

オシホミミに、「息子のニニギに天降りさせましょう。」と言われたアマテラス。

さすがにこれには怒るのかと思いきや・・・

そうでもありませんでした。

早速ニニギを読んでこう命じます。

 

アマテラス「この豊葦原水穂国(トヨアシハラミズホノクニ)は 、お前が治めるべき国です。 命に従って天降りなさい。」

ニニギ「わかりました、ばあちゃん!」

 

こうしてニニギは天降ることになったのでした。

 

豊葦原水穂国(トヨアシハラミズホノクニ)

葦原の中つ国(あしはらのなかつくに)の別名。つまり日本のこと。

 

猿田毘古大神(サルダビコ)との出会い

 

「なんだあれは!?」

 

ニニギが天降りしようとしていたころ、高天原に異変が起きました。

天界の分かれ道 天の八衢(あめのやちまた)に、異形の神が現れたのです。

 

【神社の神様の神話】天孫降臨② 猿田彦神

 

その神は怪しく光り、上は天界まで、下は地上界までを照らしています。

 

神々「あいつは何者だ!?」

神々「知っているものはいるか!?」

 

高天原に緊張が走ります・・・

 

アマテラスとタカミムスビは、これはどうしたものか…と考えた末、

天宇受売神(アメノウズメ)を呼ぶことにしました。

アメノウズメは、天の岩戸事件で大活躍した、あの女ダンサーです。

 

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アマテラスはウズメにこう命じます。

 

アマテラス「お前はか弱い女神だけど、だれに向き合っても気後れしない子。」

アマテラス「だからお前があの怪しい神のところに行って、何者か訊いてきなさい。」

ウズメ「わかりました!」

 

というわけで、ウズメは天の八衢まで出向いて、怪しい神に問いかけました。

 

ウズメ「あんた誰?」

サルタビコ「私は国津神の猿田毘古神(サルタビコ)と申す者。」

サルタビコ「天津神の御子(みこ)が天降りなさると聞き、道先案内役としてお仕えしようと、ここでお待ちしておりました。」

 

というわけで、サルタビコが天降りに同伴することになったのでした。

 

猿田毘古大神はどんな神様?

【神社の神様の神話】天孫降臨② 猿田彦神

異形の神と言われる猿田彦神ですが、いったいどんな容姿だったんでしょうか?

古事記には詳しく書かれていませんが、日本書紀によると・・・

 

鼻の長さは七咫(ななあた:125cmくらい)

背たけは七尺(ななさか:210cmくらい)

目は八咫鏡(やたのかがみ:145cmくらい)のようで、赤酸醤(あかかがち:ホオズキ)のように照り輝いている・・・

 

う~ん、異形の神様ですね!

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さて、これからいよいよ天降りが始まります!

つづく

次の話:天孫降臨③ ニニギ(邇邇芸命)に与えられた三種の神器

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