天孫降臨③ ニニギ(邇邇芸命)に与えられた三種の神器

【神社の神様の神話】天孫降臨 三種の神器
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天降りして、地上界を統治することを命ぜられた邇邇芸命(ニニギ)

それを知って、天の八衢(あめのやちまた)まではせ参じた、猿田毘古大神(サルタビコ)

異形の神の出現にどよめいた高天原でしたが、道先案内役として頼もしい仲間を得ることができました。

さて、ニニギはいよいよ天降りに臨むのですが、今回はその直前のお話です!

前の話:天孫降臨② 邇邇芸命(ニニギ)と猿田毘古大神(サルタビコ)

ニニギに付き従う神様たち 五伴緒(いつのともお)

さて、いよいよニニギの天降りの日がやってきました。

ニニギには、天下りにお供する五柱の神様たちが付けられました。

この神様たちを 五伴緒(いつのともお)と呼びます。

実は、みんな天岩戸(あまのいわと)事件で活躍した神様なんです。

 

天児屋命(アメノコヤネ
藤原氏の祖神
占いの儀式をして、祝詞を奏上した。

 

布刀玉命(フトダマ)
忌部氏の祖神
占いの儀式をして、榊を捧げ持った。

 

天宇受売命(アメノウズメ)
猿女君(さるめのきみ)の祖神
ダンスを舞い踊って大活躍!

 

伊斯許理度売命(イシコリドメ)
作鏡連などの祖神
八咫鏡(やたのかがみ)を造った。

 

◆玉祖命(タマノオヤ)
玉祖連などの祖神
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)を作った。

 

 

アマテラスがニニギに与えた三種の神器

アマテラスは、ニニギに次の三つの神器を与えました。

 

【神社の神様の神話】天孫降臨 三種の神器

 

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

八咫鏡(やたのかがみ)

草薙剣(くさなぎのつるぎ)

 

これらの神器が、後に天皇の皇位の証となる 三種の神器 と呼ばれるものです。

鏡は伊勢神宮内宮に、剣は名古屋の熱田神宮に、勾玉は御所にあるそうです。

 

 

アマテラスは、ニニギにさらに三柱の神様をお供に付けました。

そのうち二柱は、やはり天岩戸事件で活躍しています。

 

思金神(オモイカネ)

天岩戸事件で、お祭り大作戦を考えた神様。

 

天手力男神(アメノタヂカラオ)

アマテラスを天岩戸から引っ張り出した神様

 

天石門別神(アメノイワトワケ)

宮殿の門の神様。天岩戸には登場しない

 

 

アマテラスはこう言います。

 

アマテラス「この鏡はね、私の御魂(みたま)として、私を拝むように祀りなさい。」

アマテラス「オモイカネはこの祭祀を引き受けて、政事を行いなさい。」

 

後に、ニニギとオモイカネは、八咫鏡を五十鈴宮(いすずのみや:伊勢神宮内宮)にお祀りしました。

次に、登由宇気神(トヨウケノカミ)は、伊勢神宮の外宮にお祀りしています。

何故ここで急に 登由宇気神 の説明がされたのか、古事記からは分りません。

天降りに随伴したとは書かれてないのですが・・・

 

さて、これでようやく出発です!

これからニニギ御一行の天降りが始まります!

つづく

次の話:天孫降臨④ ニニギ、ついに天降る!

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