記事タイトルの⭕は御朱印有り!
こんにちは、ちゃりんです。
千葉県白井市でしろい七福神めぐりをしてきました。
御朱印もしっかり七つ授かったのでご紹介しますね!
さて、最初にお参りしたお寺は青龍山 薬王寺。
弁財天をお祀りしています。
青龍山の山号の通り、薬王寺は青い龍の伝説を由緒に持つ、天台宗の古刹です。
薬王寺(白井市)の場所・アクセス
薬王寺の場所は地図の★マーク。
青龍山 薬王寺
〒270-1415
千葉県白井市清戸6
047-497-0928
- 宗派:天台宗
- 創建:大同年間(806年~809年)
- 本尊:阿弥陀如来
- しろい七福神(弁財天)
- 北総線小室駅から約1.5km 徒歩20分
- 北総線白井駅から市内循環バス「谷田」下車徒歩15分
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薬王寺(白井市)の駐車場は?
薬王寺の駐車場(無料)は、お寺の前の道路沿いにありました。
こちらはその道路沿いにある、薬王寺の階段入口です。
ここから坂道を50mほど上ったところに、駐車場があります。
薬王寺(白井市)の御朱印
それでは、薬王寺の御朱印についてご紹介しますね!
御朱印は本堂に向かって左側にある、庫裡で頂きました。
こちらが授かった御朱印です
御朱印料は300円。
それにしても・・・
境内に入ってから、犬が吠え続けています。
庫裡の玄関脇に柴犬が二匹いるんです。
番犬のお仕事がんばってますね。
でも・・・
慣れてくれるとこんな感じ(#^^#)
しろい七福神の弁財天
境内には、弁財天の石像がお祀りされています。
人頭蛇身の宇賀神の冠をかぶり、八本の腕に武器と宝珠と宝蔵の鍵を持つ・・・
宇賀弁財天のようですね・・・
八本の腕すべてに武器を持つ弁才天に比べ、福徳・財宝の女神の面が強調されています。
ちなみに、お寺で頂いた由緒書きには、こんな写真が載っていました。
こちらは、薬王寺に古くから伝わる弁財天さま。
木造で像高は15.8cm。
石像の弁財天様と同じく、宇賀神の冠を戴き、左手には宝珠。
写真では剣に隠れて見えませんが、きっと右手には宝蔵の鍵を持っていらっしゃるんでしょう。
薬王寺(白井市)の様子
ここからは薬王寺にお参りした時の様子を、いくつかの写真でご紹介しますね!
参道の入口は階段になっています。
階段を避けたい人は、駐車場側に坂道もありましたよ。
さて、階段を上がりましょう。
境内に入ると・・・
わんわんわんわん!
番犬がお仕事を始めました。
けっこう長い間吠えていましたが、しばらくすると静かになりました。
危険はないと判断してくれたんでしょうか・・・
水屋は清龍水
さて、水屋で身を清めましょう。
手水鉢には「清龍水」の字。
隣には井戸があり、その水を龍が吐き出しています。
飲みたくなるほど綺麗な水でしたよ。
それは、昔この地を大干ばつから救って死んだ、青龍の伝説にも関係してるんだとか。
薬王寺はその伝説に関係のあるお寺なので、後でご紹介しますね。
薬王寺(白井市)の本堂
身を清めたら、さっそく薬王寺の本堂にお参りします。
薬王寺は天台宗の古刹で、創建の頃は大同年間(806年~810年)。
最澄さんが唐から帰還して、日本に天台宗を伝えたのが805年だから、薬王寺はとっても歴史の古いお寺なんですねえ。
御本尊は阿弥陀如来。
そして薬王寺には、清戸の泉の竜神伝説を記した、版木が保存されています。
それは平安時代の初め頃のこと。
この辺りは大干ばつに襲われて、村人は餓死寸前じゃった。
それで村の東のほうの小高い土地で雨乞いの御祈祷を始めたんじゃ。
でも、雨はなかなか降らんかった・・・
そして6日目のことじゃ。
ひとりの老僧が現れてこう言った。
「龍神に祈りなさい。」
言われた通りに龍神に祈るとな、なんと七日目の朝に大雨が降ったんじゃ!
人々は濡れるのも構わず、続けて祈った。
すると、雷の轟音とともに、小蛇のようなものが落ちてきてな、それは三つに分断されて死んでおった・・・
それを見た老僧はこう言ったんじゃ・・・
「これが青龍じゃ!この地に龍神と弁財天を祀り池を掘れば、水は枯れることなく田畑を潤すじゃろう。」
「ここは村の東方の地。ここを瑠璃の浄土と定めて寺院を立て、薬師如来を安置せよ。寺の名は青龍山薬王寺とするのじゃ!」
「そしてこの場所を清土と名付けよ!」
人々は言われた通りに泉を掘り、お寺を立てた。
これが清戸の泉と薬王寺の由来なんじゃとさ。
おしまい。
ちなみに北総には、他にも似たような龍の伝説があります。
たとえば、印旛沼の龍神伝説とか。
ただし、こちらは飛鳥時代末のお話ですが・・・
薬師堂
本堂に向かって右手のひとつ高い場所に、薬師堂が建っていました。
「清戸の薬師」と呼ばれています。
先ほどの伝説通り、霊験あらたかな薬師如来が安置されています。
大師堂
この大師堂は、印西大師八十八ヶ所の第23番。
この地域のお寺には、宗派に関わらず大師堂があることが多いですね。
石塔・石碑など
薬王寺には石塔がたくさん立ち並んでいました。
こちらは弁財天の脇にあった、如意輪観音の石塔群。
この石塔はなんでしょうね・・・
如意輪観音といえば月待信仰を思い浮かべますが・・・
あるいは庚申塔・・・?
関東地方では、女性や童子の追善供養塔としても、如意輪観音の石像が多く建てられたそうですよ。
薬師堂の裏手にも石塔が見えます。
こちらも如意輪観音がたくさん・・・
これで薬王寺へのお参りはおしまいです。
大きくはない境内ですが、古刹の厳かな気をひしひしと感じる良い場所でした。
さて、次はしろい七福神の毘沙門天を祀る、秋本寺へ向かいます!